私はプロアイスホッケー選手一本の生活から、プロアイスホッケー選手と会社員を両立する「デュアルキャリア」のアスリートとして活動しています。
デュアルキャリア前提の就職・転職は正直なところ、一筋縄ではいきません。難易度は高いです。
しかし事前リサーチを徹底しておけば、競技も仕事も理想の環境が手に入ります。
私自身がどんなところに注意していたか紹介していきます。
①働き方の柔軟性はどれぐらいあるかリスク
就職・転職前に確認しておくべきポイントは3つ
1.テレワーク可能か
→移動時間はできるだけ0に抑えたほうが良いです。競技に使う時間が増えます。
募集要項に「テレワーク可能」と書いてある企業でも、実際にどれぐらいの社員がテレワークを実施しているか確認する必要があります。
実態は「上司による」「職種による」など、そんな感じであることが多いです。
OpenWorkなどで情報収集をしておきましょう。
2.フレックスタイム制度の有無
→フレックスタイム制度とは⽇々の始業・終業時刻、労働時間を⾃ら決めることができる制度です。
1日の中で必ず出勤していなければならない「コアタイム」という時間帯を設けることができます。そしてその前後数時間が、自由に出退勤できる「フレキシブルタイム」となります。
例えば土日に遠征の場合。金曜夕方に移動となれば、朝早めから始業しておけば良いことになります。
フルフレックスの場合は、例えば「7時〜22時までの間に8時間」などと明記されています。
3.時短勤務制度の有無
→フレックスタイム制度がない企業の場合、こちらがあったほうが良いです。私は時短勤務制度を利用して、午前は練習に集中し、午後から仕事に専念しています。
時短勤務に関しては、時短分の給与はどれぐらい減額されるのかの事前チェックが必要です。
これら3つの環境が整っている企業は、IT業界に多いです。
転職エージェントを利用する際は、これらの希望条件を事前に伝えましょう。
②仕事のプレッシャーの大きさリスク
仕事のプレッシャーが大きすぎて、競技が疎かになってしまってはデュアルキャリアを実践する意味はありません。
事前にどれほどの業務量、プレッシャーレベルの職場かリサーチが必須です。
ネットには、その企業で働いていた人たちの口コミサイトがたくさんあるので見ておきましょう。
注意点は、書く人のほとんどが退職した人のため、ネガティブな情報が少々多いことです。中立的な判断をすることが大事です。
大きな成長を得ようとすれば、かかるプレッシャーも当然大きくなります。どこまでを仕事で求めるかを明確にしておくことが大切です。
OpenWork
https://www.vorkers.com/my_top
ライトハウス
③転勤リスク
こちらは団体競技の場合は大きなリスクになり得ます。転勤先の地域にチームがないと競技を続けるのは難しくなります。
個人競技の場合も、練習会場へのアクセスが難しくなる場合があります。
日系企業かつ企業規模が大きいほどリスクになります。
こちらも事前のリサーチが重要です。また、転職エージェントを利用する際も、最初に聞いておくべき事項になります。
デュアルキャリアは浸透しつつありますが、受け入れ態勢を整えている企業は多くありません。
これらの注意点を気にしながら就職・転職活動をしましょう。
まずはエージェントへの無料個別相談をおすすめします。
人との対話の中で思考が整理され、次に進むべき道がはっきりします。
以下の記事では、私が実際に感じたデュアルキャリアのメリットをまとめています。