会社で働き始めて感じた事があります。
いつか「何のために働いているのか」と自問自答する時が来るのではないかということ。
私自身も仕事を始めてから考えた時期がありました。
そして出した答えは、「将来の選択肢を増やすため」でした。
私にとって、選択肢の多い人生こそ幸せな生き方です。
面白い事に、就活前の自己分析でも同じ結論を出していたようです。
高校・大学の進路選択に関してもそうでした。
結果(ホッケーでも勉強でも)を出せば選択肢が増えます。選択肢が増えれば、先が見えます。
先が見通せると、目標が立ちます。目標が立てば、夢中で取り組めます。
だからこそ、今の仕事でも数字にこだわっています。
成果を出すことで将来の選択肢が増えます。つまり、自分のやりたい事ができる環境が手に入ります。
「自分がやりたい事をやる」というのは、人生で絶対に外してはいけない選択肢だと思っています。
だから私はアスリートとしての自分は捨てませんでした。
一時期は「20代後半で引退し、仕事のキャリアをスタートさせよう」
そう考えていましたが、今は全く違います。
たとえマイナースポーツだろうと、プロアスリートである事に大きな価値を感じています。
価値を感じているのは金銭的な報酬だけではありません。
プロアスリートにならなければ、出会えなかった人たちがいます。
自分の人生を豊かにしてくれるものは何か?
これは人それぞれ違います。
私にとっては「人との協業」です。
仕事の枠、ホッケーの枠、両方を超えて出会える人が増えていくこと。私が感じる価値はここにあります。
プロアスリートという職業は、活動出来る年齢に限りがあります。
「〇〇歳までプレーしたい」と願っても、必要とされなければ続ける事が出来ません。
シビアな世界ではありますが、まさに今この時を豊かにしてくれる職業です。
しかし人生のほんの一部しかない期間です。
決して無駄にしてはいけないと最近ようやく気付きました。
プロアスリートでいられる限り、デュアルキャリアを貫く。自分の幸せな生きた方を実行する。
私がデュアルキャリアを両立する上での信念です。